1個100円だったんです
夏休みパワーで休日並みに混むのに中の人は平日並み。
クルーも夏休みモードなのかしら・・・
ズェールカラ:「・・・あっつ。」
ズェールカラ:「・・・早く戻って休もう。」
ズェールカラ:「・・・?」
ズェールカラ:「・・・なんだこれ。」
ジェラーヴリク:「警備用のドローンだね。」
ズェールカラ:「・・・あ、副長。」
ジェラーヴリク:「コスト削減でさ、私達とは違って自我を持たない無人機を数機導入するの。」
ズェールカラ:「・・・本当はマスターが適当に買ってきたものに中身を入れただけじゃないんですか?」
ジェラーヴリク:「いやまぁ・・・ぶっちゃけ正解なんだけどね。」
ジェラーヴリク:「ブックオフで1個100円だったってテンション高かったし・・・」
ズェールカラ:「・・・安。」
ジェラーヴリク:「んでね、これがプローブ・ドロイド。設計局内の警備用。」
ジェラーヴリク:「レーダー、ソナー、サーモ、磁気等のセンサーを多数内臓してる。」
ジェラーヴリク:「ワルキューレシステムみたいなものだね。」
ジェラーヴリク:「こっちはヴァルチャー・ドロイド。UAVに近い。」
ジェラーヴリク:「両翼は降着装置も兼ねているのでー」
ジェラーヴリク:「飛行形態はこんな感じね。」
ジェラーヴリク:「0.762mmを4門と1.27mmを2門積んでるからある程度の戦闘もできるよ。」
ジェラーヴリク:「ウチでは貴重な航空兵力だね。地形の把握も出来るからCASもこなせる。」
ジェラーヴリク:「最後にバズ・ドロイド・・・なんだけど。」
ズェールカラ:「・・・どうしたんですか?」
ジェラーヴリク:「いや、まぁ当然先輩はこの虫的な外見で逃げていったんだけどね。」
ジェラーヴリク:「私も結構これ嫌い。っていうか怖い。」
ズェールカラ:「・・・あれ、副長割と虫平気じゃなかったでしたっけ。」
ジェラーヴリク:「平気だよ。でもこれね・・・」
ジェラーヴリク:「敵と認識した相手に取り付いて、解体。弱点をピンポイントで破壊するんだよ。」
ジェラーヴリク:「仮に私達が取り付かれたら胸部装甲をこじ開けてCSCを直接破壊するだろうね・・・」
ズェールカラ:「・・・え、なにそれこわい。」